完成形

室内用うんてい 子供のために室内用うんていを自作しました
 子供も満足していたので、設計図を公開して皆さんの参考になってもらえればと思います。

 このページでは、各部材の寸法をできるだけわかりやすく紹介していきます。
 木材の加工が一番時間がかかり、大変な作業ですが部材の準備までできれば、組み立ては2時間くらいで完了できました。

 資材の購入

 資材の購入は全てカインズホームで購入しました。
 買った資材の種類は
 
 @ 2×4材   : 3660×89×38
 A 木製丸棒  : Φ24  1815mm
 B ボルト・ナット    :  90mm
 C ステンレスパイプ : Φ25 1820mm
 D パイプ受け    : Φ25用

です。

 購入費は
 @ 688円 × 5 = 3440
 A 548円 × 4 = 2192
 B  35円 × 8 = 280
 C 980円 × 1 = 980
 D 278円 × 2 = 556
        合計   7448円

 完成後、ぐらつきを補強するためにホーマックで補強金具が600円ほどかかったので、約8000円ほどで、揃える事ができました。

 鉄棒部分のステンレスパイプが、長すぎるため20kgぐらいの子供がぶら下がって限界ぐらいの強度なので、もう1本細いステンレスパイプを中に入れて強度を強くしようかとも思っています

 梁の寸法

梁部 写真の中の赤く囲った部分を梁と呼びます。
 以下に梁の寸法を添付します




梁部 設計図 梁の寸法です。
 1830mmの2×4材が2本なので、@の資材を半分に切断します。
 うんていの握りを8本準備しますので両端から79mmの位置に直径24mmの穴をあけて、間を等間隔で割ると239mmになりました。
 一つだけ238mmにしないとピッタリにならない計算になりますが、ここで1mmの誤差は大きな支障にはならないので、気にする必要はないと思います。
 両端は角度が45度のになるように切断します
梁部 出来たのはこんな感じになります。
 設計図に載ってませんが、穴は貫かないです。穴の深さは2×4材の厚さの半分19mm開けるようにします。
 やり方は直径24mmのドリルに目印につけて、穿孔して、丸棒にも19mmの目印つけて、穴をあけて、丸棒をさしてみて深さが届いているかを確認して、丁度よくなるまで繰り返します。後半になると深さがわかってくるので、淡々と掘ることができました。 

 柱の寸法

柱部 柱の寸法を添付します。
 赤く囲まれた部分になります。4本の柱で支えている構造ですね
 

柱部 設計図

 柱の設計図です。
 @の資材2本を半分にします。
 柱の間隔材と組み合わせるために材の中心線に厚さ38mm、深さ45mmの切り込みを入れます。
 踏み台として1本丸棒を入れますので地面から300mmの高さに穴を掘ります。ここも深さ19mmの貫通しない穴です。
 上の方は貫通させる穴をあけます、一番上になる穴は、端から100mm、そこから249mm間隔を空けた穴を二つ開けます。穴の直径はボルトが余裕を持って通せる太さにします。私の場合は、カインズホームで置いてあった一番太いドリルが12mmだったので、これで穴をあけました。

柱部 

 出来上がった柱の部材です
 穴が3つ開いている理由については、高さを調整できるうんていにしたかったからです。これで高さ1.8mと1.5mに簡単に調整できます。


 筋交いの寸法

筋交い部 筋交いの寸法を載せます。
 一見必要のない部分に見えるかもしれませんが、とても大事な役割を果たします。これがないと必ずグラグラします。
 きれいな筋交いを作るためには、正確に寸法通り切断する技術が必要になりますが、ピッタリになるように計算してきれいに組み合わさった時は快感ですね。

筋交い部 設計図

 筋交い部分の寸法です。
 45度の角度で切断しますので、互い違いに、切断していけば、@の資材1本で間に合います。
 それぞれ一か所穴を開けますが、これは、柱の穴と重ねてボルトで固定するための穴なので、柱で開けた穴と同じ穴を開けます
 私のやり方ですが、真っすぐ穴を貫通させる自信がなかったので、面倒ですが、表にも裏にも、穴の位置に墨線(木材に線を書く)を引いて、表からまず細いドリルで半分くらい穴をあけて、続いて反対から貫通させてから、太いドリルで、これも表から半分開けて、反対から貫通させるようにしました。自信がある方は、一発で開けても問題ないと思います。
 ちなみにですが、穴を開ける墨線は十字線で引かないとドリルで開けている最中に中心がわからなくなってくるので長めの十字線を引くことをオススメします

筋交い部組み立て設計図 桁と組み合わせた図です。設計通り切断すればこの通りに組み合うはずです。
 どちらの穴も、端から44.5mmの位置に穴があるか確認するようにしましょう。

筋交い部

 できあがった筋交い部です。
 それぞれ4本ずつ作成します。左右対称の構築物なので穴の位置が逆だったとかいう心配はないです。
 私の失敗談ですが、2×4材が幅89mmと表示されていたのですが、実際に見てみると幅が86mmしかありませんでした。幅が89mmとして設計したので、組み合わせてみると微妙にずれてました。仕方ないので、設計し直して切断しなおしました。
 みなさんも表示されている。寸法をそのまま鵜呑みにしないで、実寸で計ることをオススメします。数mmズレている事が多いので、数mmのズレが影響を及ぼす箇所は、修正しなければいけません。

 間隔材の寸法

間隔材

 柱の安定させるための部材です。
 角にある、金具は後付けした補強金具です。




間隔材 設計図

 長さは1000mmが2本ですので、@の資材1本でも半分くらい余ります。
 柱で作った切り込みと同じサイズの切り込みを作ります。
 できるだけピッタリに作った方が組み合わせた時ガッチリしますね。
 切り込みから181mmある方が鉄棒側になるようにします。鉄棒に乗っかった時に重心を中心に近づけるためです。

間隔材

 できあがった間隔材です。
 デザインと安全を、考慮して、角を切断しました。
 測りもしないで本当に適当に切断して大丈夫です。

 丸棒の切断

丸棒

 うんていの握りと踏み台を丸棒で構成しました。
 強度が心配でしたが、子供が乗っても全く心配ないですね。
 大人がぶら下がったらちょっと心配になる感じでした。

丸棒 設計図

 丸棒の寸法です。
 Aの資材4本必要になります。
 ピッタリ1815mmではないと思いますが、丸棒605mmと考えて設計していますので、余計に長かったとしても全て605mmに切りましょう。

丸棒

 できあがった丸棒です。
 ただ切るだけなのでここは簡単ですね。






 その他金具部品

金具部品

 左がBの資材のボルトです。90mmの長さで、太さは穴より細い物を選びましょう。細すぎたら強度に心配になりますので細すぎないように、私のは10mmぐらいの太さだと思いますが確認したらこの記事を修正します。

 右がCの資材のステンレスパイプです。
 真ん中がDの資材のパイプを受ける金具です。
 ステンレスパイプが1820mmなのですが、若干長いので1742mmまで切断しました。カインズホームの工作室にコンクリートカッターが置いてあり助かりました。
 

 作成ポイント

握り部

 動画ではわかりづらいと思いますので、文章での説明になりますが、すじかい部分を組み立てる時は柱部とボルトで組み合わせた状態のまま木ネジで固定します。
 どれだけ正確に切断しても、穴の間隔をピッタリ249mmになることは中々ないと思いますので、柱部の穴にボルト通したままやれば必ず249mmの間隔で組み合わせる事ができます。少々切断が荒かったとしも、無理矢理木ネジで固定すれば見た目は悪くても強度は、問題ないです。私は、1か所合いませんでしたが、無理矢理組み合わせました。

握り部2

 ネジをできるだけ隠したかったので丸棒は穴にグルーガンを入れてからハメて、反対側はグルーガンでは、固まる前に入れれないので気休めですが、木工用ボンドを流してハメました。
 しかし、それだけでは外れる可能性があるので、両端の丸棒だけ木ネジで固定しています。両端の丸棒は柱部と重なっているので、ネジが見えなくなります、めんどくさい人は、全て木ネジで止めましょう。それが一番強度が強いです。



 ここまでの工程はほとんどカインズホームで用意されている工具で、作成することができました。唯一購入した工具は、24mmのドリルのみです。
 資材の購入から完成までで大体1日の作業量で終える事ができました。

 もし、作成して満足して頂けたなら動画やサイトのシェア等して頂けたなら幸いです

 廃材でボルダリング追加

廃材でボルダリング作成

 うんてい作成後、子供たちも飽きてきたところだったので、ボルダリングを付けてあげる事にしました。
 ボルダリングは取っ手の値段が高くてなかなか手が出せなかったのですが、廃材で作ってみてはどうだろうと、思い付き作ってみました。
 こちらもYoutubuで投稿していますので、ぜひご覧になってください
 

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電子工作ページを新たに開設しました。
こだわった作品をこちらに掲示していこうと思っていますのでぜひこちらもごらんください。